【初心者必見】ダイエットが失敗する原因5選!対策についても解説
健康的な体重を維持するために様々なダイエットの方法が試みられています。
しかし、残念ながら、多くのダイエットが失敗に終わり、期待通りの結果を得られないことがあります。
この記事では、特に初心者の方々に向けて、ダイエットがなぜ失敗するのか、そしてその原因に対する対策について詳しく解説します。
過去の失敗経験から学び、正しいアプローチを取ることで、健康的な体型の維持がより実現可能になるでしょう。
過度な制限ダイエットから不健康な食事習慣、運動不足、ストレス、短期的な目標に焦点を当て、これらの原因とそれに対する対策についてもまとめました。
ダイエットの新たなスタートのために何を準備してどんなところに注意したら良いかお悩み中の方はぜひご一読ください。
ダイエットが失敗する主な原因5選
原因1: 過度な制限
「過度な制限ダイエット」は、食事を極端に減らしてしまうことで、ダイエットが逆効果になる原因の一つです。
これは、身体に必要な栄養素が不足し、本来の身体の働きをうまくこなせなくなることから起こります。
例えば、食べ物から摂るべきビタミンやミネラルが足りなくなると、元気がなくなったり、風邪をひきやすくなったりする場合があります。
また、摂取するエネルギーが極端に少ないと、身体はエネルギーを節約しようとします。
その結果、基礎代謝が低下して脂肪がなかなか燃焼されなくなるのです。
もっとわかりやすく言うと、過度な制限ダイエットは続けるのが難しく、我慢が必要な方法なので、結局はストレスがかかりやすくなります。
そして、一時的に痩せても、元の生活に戻るとリバウンドしてしまう可能性が高まってしまいますよ!
原因2: 偏った食事習慣
・大好きなお菓子は我慢したくないから制限せずに、その分を食事を制限する
・一日一食にして一食は何をどれだけ食べても良いことにする
・週に一度暴飲暴食OKにして、後はサラダチキンと野菜しか食べない
など
このように偏った食事を摂るダイエットを行うと結局長続きせずにダイエットの失敗につながりますよ!
その理由はいくつかあります。
まず、お菓子では、カロリーを摂ることができますが、身体に必要な栄養を取り入れることが難しくなるでしょう。
エネルギーを賄うことができても、身体が健康に機能するために必要なビタミンやミネラル、たんぱく質などが不足していると本末転倒です。
また、脂質や糖質を代謝させるためにもビタミンが必要なので、お菓子やジャンクフードではそれらを摂取することができずに脂質や糖質のエネルギーを蓄積しやすい状況を作ってしまうことに繋がります。
また、過剰な加工食品や糖分の摂りすぎもダイエットの失敗に陥る要因のひとつ。
これらは満足感が短いため、ついつい過食してしまうことがあります。
そして、これが習慣になると、ダイエットの努力が水の泡となってしまいダイエットの継続が難しくなってしまうでしょう。
原因3: 運動しないダイエット
「運動が苦手だから…」、「筋肉ムキムキになるのは嫌だから筋トレしたくない」といって、「動かないダイエット」をするのも失敗するリスクが高まります。
最初に考えるべきは、適切な運動がないと基礎代謝が低下してしまうこと。
基礎代謝は、身体が安静時に消費するエネルギーのことで、これが低くなると日常の活動でも脂肪を効率的に燃やすのが難しくなります。
運動を通して筋肉を使うことで基礎代謝が上がり、ダイエットの効率アップが期待できますよ!
また、運動不足の状態ではカロリーを十分に消費できません。
ダイエットは基本的に、摂取カロリーよりも消費カロリーが多い状態を作り出すことが大切です。
身体が余分なエネルギーを蓄積しやすくなって、逆に体重が増えてしまう原因に。
そして、運動不足はダイエットだけでなく日々の健康維持にも悪影響を及ぼします。
運動は心臓や肺を強化し、ストレスを軽減する働きがあります。
逆に適切な運動がないと、これらの器官が弱まり、体調不良や疲労感が増え、ダイエットを続けるモチベーションも低下してしまうこともあるので注意が必要です。
原因4: ストレスケアを怠る
「ストレスとダイエット」が結びつくと、ダイエットが難しくなる理由はいくつかあります。
まず、ストレスは心の中で何かを我慢するのが難しくなる原因となります。
そのため、ストレスがかかるとついつい発散の手段としてお菓子やジャンクフードを摂りたくなることがあります。
これが続くと、ダイエット中に意図せずカロリーの摂取が増え、逆に体重が増えてしまう可能性があります。
さらに、ストレスはホルモンのバランスを崩すことがあります。
特に「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが増えると、身体は脂肪をため込もうとする傾向があります。
その結果、特にお腹周りに脂肪がつきやすくなり、ダイエットの効果がなかなか現れにくくなります。
また、ストレスが続くと心の中で焦りや不安が募ります。
これがダイエットへのモチベーションを低下させ、ついつい無理なダイエット方法に手を出してしまうこともあります。
その結果、継続が難しくなり、ダイエットが挫折することがあります。
原因5: 短期的な目標設定
「短期的な目標設定」がダイエットの失敗につながる理由は、急いで結果を求めることが、健康的なダイエットに逆効果をもたらすからです。
まず、短期的な目標では、達成するために無理なダイエット方法を選ぶことがあります。
急いで体重を減らそうとすると、食事を制限しすぎたり、極端な運動を取り入れたりすることがあります。しかし、これは長続きせず、結局リバウンドしてしまう原因となります。
さらに、短期的な目標では、持続可能な生活習慣の変化が難しいです。
例えば、無理な食事制限を続けることは精神的な負担が大きく、モチベーションの低下につながりやすいです。
結局、目標達成後に元の生活に戻りがちで、ダイエットの習慣が身につかないことがあります。
また、短期的な目標にフォーカスし過ぎると、体重の変化にこだわり過ぎてしまいます。
これがストレスを生み出し、逆に食欲を増進させることがあります。
健康的なダイエットは体重だけでなく、食事の質や運動習慣の改善も大切なのです。
「体重が減ったイコール痩せた」と誤解してしまうことは、ダイエット初心者が陥りやすい傾向があります。
こちらの動画でパーソナルトレーナーがダイエットと体重についての考え方について詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
ダイエットを始める前に知って欲しいこと | パーソナルトレーナーが解説【ビーレジェンド FEM】
ダイエットを成功させるための対策
ここからは、ダイエットを成功に導くために押さえておくべきポイントについて解説します。
継続しやすい食事制限を行う
継続しやすい食事制限を行うことは、ダイエットの成功に欠かせないことはこれまでの項目でも触れてきました。
急激な食事制限や極端なダイエットは体に負担をかけ、精神的なストレスを引き起こす傾向があります。
継続しやすい食事制限は無理なく続けることが可能であり、リバウンドのリスクを低減させます。
また、ダイエットが終わってからは体型をキープするためにある程度は食事管理が必要であることも念頭に置きましょう。
過度な糖質・脂質制限ダイエットは長期間行うのは健康面でお勧めできません。
カロリーだけではなく、たんぱく質、炭水化物、脂質の三大栄養素やビタミン、ミネラルの摂取バランスを意識した食事を地道に続けることが、結局のところダイエット成功への近道です。
食事制限を続けていて倦怠感が長引くようなら栄養不足の可能性があります。
こちらの記事ではたんぱく質不足で起こる身体の不調についてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
身体のダルさはたんぱく質不足が原因?女性の不調とたんぱく質の関係について
自分にあった運動に取り組む
個々の体力や好みに合わせた運動は、モチベーションを維持しやすく、継続しやすい特長があります。
楽しみながら行える運動は、ストレスを軽減し、定期的な運動習慣を築くことにつながりますよ!
また、無理なく取り組める運動は怪我や過度な疲労のリスクを低減させ、健康的なダイエットを支えます。
一般的には筋力トレーニングと有酸素運動を組み合わせる方法が推奨されていますが、ハードルが高いと感じるならば無理して行う必要はありません。
いきなり全てを完璧に取り組むのではなく、気が向いた時はバス停一駅分だけ歩いてみる、早起きできた日はYouTubeのトレーニング動画に合わせて身体を動かしてみるといった小さなステップから始めましょう。
自分のライフスタイルや目標に合わせてバリエーション豊かな運動を選び、楽しさと健康を両立させることが、ダイエットを成功させるために不可欠です。
長期的な目標を立てる
ダイエットサプリメントやエステなどの広告で「1ヶ月に10キロ痩せる!」「1週間で5キロ減量!」といった大幅な減量幅を打ち出して興味関心を誘うものがありますが、これらのダイエットは多くの人にとって危険な減量ペースでしょう。
メタボリックシンドロームの人の体重コントロールの指導に用いられる肥満症診療ガイドライン2016でも「減量目標はまず3%減量すること」を推奨しています。
これを数字に当てはめると、体重80kgの人の場合、1ヶ月に約2.4kgずつ落としていくペースであることがわかります。
健康を維持したまま、心身に負担をかけないダイエットには時間がかかるものです。
ゆっくりとしたペースの減量は、目にみえる効果が現れるまで物足りなさや焦りを感じることもあると思いますが、食事制限のハードルが下がり、続けやすくなることは間違いありません。
また、忘れてはならないのがダイエットに取り組んでいる期間よりも、ダイエットが終わった後の時間の方が長いこと。
たった1ヶ月で急激に痩せたとしても、その後に同じことをずっと取り組んでいたいと思いますか?
まずはどれぐらい体重や見た目を変えるかを決めて、長期スパンで取り組むための目標設定を行うことがダイエット成功のカギです。
この記事のまとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事を簡単におさらいしましょう。
ダイエットが失敗する主な原因は、過度な制限、偏った食事習慣、適切な運動不足、ストレス、短期的な目標設定が挙げられます。
過度な制限ダイエットは栄養不足や基礎代謝の低下を引き起こし、継続が難しくなります。また、偏った食事習慣は栄養バランスの崩れやリバウンドのリスクを高める原因に。
適切な運動ができていない状態では基礎代謝の低下やカロリー消費不足を招き、健康にも悪影響を及ぼします。
ストレスは食欲増進やホルモンバランスの乱れをもたらし、脂肪が蓄積されやすい条件が揃ってしまいます。
短期的な目標設定は無理なダイエットやリバウンドのリスクを高めるので注意が必要です。
ダイエットを成功させるための対策は、継続しやすい食事制限、自分に合った運動、長期的な目標設定と言えるでしょう。
継続しやすい食事制限はバランスの取れた食事を心掛け、無理なく続けることが大切です。運動は楽しみながら行うことでストレスを解消して健康をサポートすることに繋がります。
長期的な目標設定は急激な減量を避け、健康的で持続可能な生活習慣の変化を目指しましょう。
これらの対策を実践することで、ダイエットの成功に近づくことが期待できます。
ぜひ、ダイエットが終わった後にどのように体型をキープするかをイメージしながらもダイエットの計画を立ててみてくださいね。