ダイエット成功のカギは血流?基礎代謝を高めるための日常習慣のポイント3つ
ダイエットに取り組む際、摂取するカロリーを制限したり、運動でアプローチしたりすることに重点を置きがち。
もちろん、ダイエットの基本は食事管理や運動ですが、それらの効率を高めるためには基礎代謝を意識する必要がありますよ!
基礎代謝を簡単に説明すると、有酸素運動や筋トレなどの自発的に身体を動かしている状態ではなく、じっと座っている状態や横になった状態でのエネルギー代謝のことを指します。
基礎代謝が高いと、エネルギーが消費されやすいダイエットの理想的な状態であると言えるでしょう。
また、基礎代謝が高いと血流も良くなり、老廃物の排出も促されて脂肪が蓄積しにくい状態になります。
今回は血流とダイエットの関係や、血流を良くするために押さえておきたい日常生活で基礎代謝を高めるポイントについて解説します。
ダイエットを成功させるだけでなく、痩せやすく太りにくい体質を目指したい方は是非ご一読ください。
ダイエットと血流の関係
身体中を巡る血液は、休みなく老廃物を排出し、必要な栄養を身体のありとあらゆる部位に届けています。
血流は、脂肪燃焼の促進にも深く関わっています。
身体の中の古い老廃物を排出して、脂肪の燃焼に必要な栄養素を運ぶのも血流によって行われるので重要な要素と言えますよ!
血流が良い状態では、酸素や栄養素が効率的に体内に供給されて脂肪細胞からの脂肪酸の放出が促進されます。
反対に、血流が滞ると、脂肪細胞への栄養や酸素の供給が不十分になって脂肪燃焼の効率を下げてしまう可能性があるので注意が必要です。
前述でも少し触れたように、基礎代謝が高く、血流が良い状態を保つことはダイエットにおいて重要です。
運動や食事管理の効果を最大限にするためにも、基礎代謝を下げずに血流の状態を保つことを押さえておきましょう。
基礎代謝が落ちる原因
血流の良い状態を保つには、基礎代謝を落とさないことを意識する必要があります。
ここからは、基礎代謝が落ちてしまう原因について解説します。
基礎代謝が落ちる原因には様々ありますが、運動不足やストレス、加齢などの要素が代表的です。
運動不足や肥満は血管を圧迫して血流を滞らせ、さらには、ストレスや睡眠不足も血流に影響を与えます。
ストレスが長期間続くと基礎代謝にも影響が出るだけでなく、血管を収縮させて血流が悪化します。
また、年齢が上がると基礎代謝は低下しやすくなります。
これは筋肉量の減少や代謝速度の低下によるものです。
また、ダイエット中は食事制限や体重の増減でストレスが溜まりやすくなるだけでなく、食事量が変化することで、脳が飢えから守るために「省エネモード」になり、基礎代謝が低くなりやすい傾向があります。
したがって血流も滞りやすくなるので、日常生活でも基礎代謝を高めるために意識を向ける必要があります。
基礎代謝量を高めるための日常習慣のポイント
身体を温める
身体が冷えている状態では、血流も滞りがち。
冷えから身体を守るために、服装で身体を冷えから守ることや、シャワーだけでなく湯船に浸かって身体を芯から温めることを意識しましょう。
身体を温めるために効果的な湯船の浸かり方は「ぬるめのお湯にゆっくり浸かること」です。
熱いと感じる温度で短時間の入浴よりも、身体を芯まで温めてくれます。
目安としては38~40℃ぐらいの温度のお湯に15分から30分程度浸かることがおすすめです。
また、お風呂の温度だけでなく、水圧も血流の改善に繋がるポイントです。
湯船に浸かると、お湯の圧力が下半身に多くかかるため、日常生活の立つ・座るといった姿勢での重力で脚にたまった血液をもとに戻す作用が期待できます。
ストレス対策
食べることが好きな人や運動が苦手な人は特に、食事制限や運動に取り組まなければならないダイエット中のストレス対策が不可欠です。
ストレスが掛かった状態が続いていると、脳から分泌されるホルモンや自律神経に影響が生じます。
これらの影響は、衝動的な過食や血流の停滞や代謝の低下の原因になり、その結果として、余分な脂肪を溜め込むことへと繋がります。
ダイエット中のストレス対策として、リラックスする時間を確保することも大切ですが、あえて身体に適度な刺激を与えることもストレス解消に繋がります。
具体的には、軽い運動やストレッチによる身体への適度な刺激を与えることでリラックス効果が得られます。
また、ストレッチの際の基本的な呼吸の方法になる腹式呼吸は副交感神経が優位になり、脳から心身をリラックスさせるための信号が働きやすくなります。
大きく息を吸ってお腹を膨らませてから、静かにゆっくりと息を吐きながら身体を緩めることで心と身体をリラックスさせてストレスをケアすることに繋がります。
睡眠の質を高める
睡眠の質も代謝の良し悪しを左右する重要な要素のひとつです。
ぐっすりと眠ることで、代謝を促すホルモンの分泌が増えるため、質の良い睡眠を適切な時間とることもダイエットの成功のために必ず押さえておきたいポイントと言えますよ!
睡眠時間が7時間未満の人が肥満になるリスクは、睡眠時間が7時間から8時間迄の人に比べると50%以上高くなるというデータもあります。
しかし、7時間から8時間が理想的な睡眠時間ではあるものの、それが実現できるかは個人のライフスタイルにもよります。
だからこそ、睡眠の質自体を高めて効率的なリカバリーを目指すことが大切です。
前述でもご紹介した、湯船に浸かって身体を温めることやストレッチで身体をほぐしてリラックスすることも、睡眠の質を高めることに繋がります。
また、注意しないといけないのがブルーライトの影響。
すっかり身近なものになったスマートフォンを寝る間際まで触っていませんか?
睡眠とブルーライトには密接な関係があります。
スマートフォンやタブレット、コンピューターの画面から放出されるブルーライトは、眠気を抑制し、睡眠の質を低下させる要因となります。
ブルーライトは視神経を通じて脳の視床下部に影響を与え、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌を抑制します。そのため、夜間に長時間デバイスを使用することで、自然な睡眠サイクルが乱れ、入眠や睡眠中の質が低下する可能性があります。
睡眠を良好に保つためには、就寝前にブルーライトを避けることが重要です。
例えば、スマートフォンやコンピューターを使用する場合は、就寝前の数時間は画面を見ないように心がけたり、ブルーライトをカットするアプリや眼鏡を使用することもおすすめです。
こちらの記事でも、ダイエット中に意識したい睡眠の質について詳しく解説していますので是非チェックしてみてくださいね!
この記事のまとめ
いかがでしたでしょうか?
最後に簡単にこの記事をおさらいしましょう!
この記事は、ダイエットに取り組む際の基礎代謝の重要性を血流との関係に焦点を当ててご紹介しました。
基礎代謝が高いとエネルギー消費が良くなり、血流が改善されるため脂肪が蓄積しにくくなります。
しかし、運動不足やストレス、睡眠不足などの要因で基礎代謝が落ちることもあります。
そのため、身体を温めたり、ストレスを管理したりすることが重要です。
また、睡眠の質を高めることを心がけることも基礎代謝アップに繋がります。
ダイエットを成功させるためには、食事管理や運動だけでなく、基礎代謝や血流の改善にも意識を向けることが大切です。
代謝の高い状態を作り続けることで、身体の老廃物が排出されて脂肪が燃えやすい体質を手にいれることに繋がります。
ダイエットを頑張っている人こそ、ダイエットの成果が持続しやすい身体を手にいれるために血流にも目を向けましょう!