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反り腰の原因とは?体に出る症状と改善ポイントを詳しく解説

osk_gaki@yahoo.co.jp

反り腰は姿勢を正しくしようと無理に胸を張ってしまう人だけが陥るものではありません。
もちろん、正しいと思っていた姿勢が実は間違っていたパターンもよくあることですが、それだけではなく肥満や履いている靴によるもの、妊娠や筋肉の弱さなど様々な原因がありますよ!

また、ぽっこりお腹には反り腰が関連していることをご存知でしょうか?ぽっこりお腹と反り腰には密接な関係があり、ぽっこりお腹を改善するためには反り腰の改善が鍵となります。

この記事では、反り腰の原因だけでなくぽっこりお腹と反り腰の関係についてもご紹介します。

反り腰を改善し、理想的なお腹を手に入れるためのポイントについても解説しますので、反り腰でお悩み中の方はぜひご一読ください。

反り腰とは

反り腰は、腰椎(背骨の下部)の曲線が正常よりも強調された状態を指します。

正確には、腰椎部分の前方弯曲(正常な腰椎の曲線)が異常に大きくなり、腰部が強調され、お尻が前に突き出るようになります。

この状態は通常、腰椎部位のカーブが正常よりも過度に反っていることによって生じます。

反り腰は通常、以下のような症状や特徴を伴います。

前屈姿勢

反り腰の人は、通常、腰椎部分が前に突き出ているため、前屈みの姿勢をとりやすくなります。

お尻の突出

 腰椎のカーブが過度に反っているため、お尻が後ろから見て突き出ているように見えることがあります。

腰痛

反り腰は腰部の負担が増加するため、腰痛の原因となることがあります。

歩行の変化

反り腰の人は歩行時に特定の歩き方をすることがあり、これは姿勢の変化によるものです。

反り腰は様々な原因によって引き起こされることがあります。

一般的な原因には、筋肉の不均衡、姿勢の悪化、肥満、運動不足、または特定の病態が含まれます。

反り腰が継続すると、腰痛や他の健康問題を引き起こす可能性があるため、適切な治療や姿勢改善の方法をとることが重要です。

次の項目では主な反り腰の原因をご紹介します。

反り腰の原因は?

正しい姿勢をキープするための筋肉が少ない

反り腰は、腰部の筋肉と腹部の筋肉の不均衡から生じることがあります。腹部の筋肉が弱いと、腰椎の正常なカーブが保持されにくくなり、腰椎が前に突き出た状態が生じやすくなります。

肥満気味である

過体重や肥満の状態では、腹部の脂肪が増加し、腰椎の正常なカーブを崩すことがあります。

肥満は反り腰のリスクを高める要因となります。

妊娠によるもの

妊娠中はホルモンの変化や子宮の成長に伴い、骨盤周りの骨や靭帯に影響が生じる場合があります。

これらは本来、出産の際に赤ちゃんが骨盤の中を通りやすくするための身体の変化ですが、腰が反りやすくなったり腰痛の原因にもなったりする場合もあります。

また、大きなお腹を支えるために、自然と身体が後ろ重心になることでも反り腰になりやすい状態を作りやすい傾向があります。

高いヒールの靴を履いている

高いヒールの靴を履くと、体重のバランスが前に傾きます。

これにより、腰椎の前弯曲が強調され、反り腰の状態が悪化する可能性がありますよ!

ヒールが高くなるほど、姿勢の変化が大きくなり、腰への負担も増加します。

高いヒールを履くと、脚の筋肉が過度に緊張し、腰部に負担がかかります。特にヒップフレックス(大腰筋)とアキレス腱の筋肉が短縮しやすくなり、腰椎の正常なカーブが崩れ、反り腰が引き起こされる可能性が高まります。

裸足の状態と異なった状態では体重移動や重心のかけ方も変わることで歩行パターンが変化し、足や腰への負担が増加します。

また、合わない靴を履き続けると脚の形にも影響が出てしまう場合がありますよ!

こちらの記事ではO脚の原因や予防方法について解説していますので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね!

O脚の原因とは?おすすめの予防方法についても解説

ぽっこりお腹と反り腰の関係

ぽっこりお腹と反り腰は深く関連しています。

反り腰の状態では、腰が前に突き出し、下腹部が前に突き出るため、ぽっこりお腹が目立ちやすくなります。

反り腰によって腹部の筋肉が過度に伸び、緊張しにくくなることもぽっこりお腹の原因となります。

反り腰を改善するために押さえておきたいポイント

ここからは、反り腰を改善するために押さえておきたいポイントについてご紹介します!
取り組みやすいものはぜひチャレンジしてみてくださいね!

正しい姿勢の保持

反り腰を改善するには、正しい姿勢を保つことが不可欠です。

腰を前に突き出す習慣を改め、背骨を中立的な位置に保つことが大切です。

デスクワークをする際にも、適切な椅子やデスクの高さを選び、姿勢に注意しましょう。

意外と見落としがちなのがキーボードの位置。

キーボードの位置が遠すぎると背中が丸まり、猫背の原因にもなります。

肩をまっすぐ降ろせて、腕を伸ばさずに楽にタイピングができる位置を意識すると、自然と姿勢が伸びるはず。

前傾姿勢の状態が減れば、正しい姿勢に戻そうと無理に腰を反る必要もなくなるので、まずは原因になっているものを取り除くことも大切です。

コアトレーニング

コアトレーニングは、体幹を強化し、反り腰を改善するのに役立ちます。

体幹と聞くと、腹直筋だけをイメージしがちですが、腹直筋はもちろん、背筋やお腹周りのの筋肉も体幹に含まれます。

正しい姿勢を作ったり、キープしたりするのには背筋やお腹周りの筋肉が必要不可欠ですよね。

プランク、腹筋運動、背筋運動など、コアを鍛えるエクササイズを日常的に行いましょう。

強化された腹部筋肉は、正しい姿勢を維持するのに役立ちます。

【5分】体幹トレーニング vol.1 | 体幹強化・腹筋引き締め【ビーレジェンド FEM】

【5分】体幹トレーニング vol.2 | 体幹強化・腹筋引き締め【ビーレジェンド FEM】

食事管理の徹底

反り腰と食事って何の関係があるの?と思われる人もいるかもしれませんが、栄養・カロリーのバランスが取れた食事で肥満を防ぐことで、反り腰のリスクを回避することも大切です。

肥満の状態だと、体重を支えるために腰に負担がかかりやすくなります。

お腹を支えるために腰が反りやすくなるので、肥満の人は反り腰になってしまいやすい傾向があります。

そのため、運動だけでなく正しい食事管理を行うことも反り腰を防止するために必要な要素です。

過剰なカロリー摂取や糖分の過多は、脂肪蓄積を促進させてしまうのでジャンクフードを高頻度で食べたり、お酒を飲みすぎたりするのは控えましょう。

この記事のまとめ

いかがでしたでしょうか?

最後にこの記事を簡単におさらいしましょう!

ぽっこりお腹は、正しい姿勢と健康的な生活習慣の欠如から生じることが多く、反り腰がその原因と深く関連しています。

しかし、ぽっこりお腹を改善するためには、適切なアプローチを取ることができます。

正しい姿勢の保持、コアトレーニング、食事管理の徹底、そして総合的なアプローチを通じて、ぽっこりお腹を改善し、健康で引き締まったお腹を手に入れることが可能です。これらの努力は、見た目だけでなく、健康と生活の質にも大きな影響を与えることでしょう。

ぽっこりお腹改善の取り組みは、一歩ずつ始めることから始まります。

もちろん、取り組めるものが多いのは理想的ではありますが、実施することにハードルを感じたり、自信がない人はどれかひとつだけでもチャレンジしてみることが大切です。

姿勢は1日気をつけただけですぐに矯正できるものではありません。

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